ATフィル

リサイクル粉砕チップの表面を耐摩耗性、耐侯性に優れたウレタンゴムにより淡色に着色被覆したカラーゴムチップで、夏はより快適にプレー!

【特許1件取得済み、1件出願中】

用途

ロングパイル人工芝充填用、表面温度上昇抑制カラーチップ:サッカー場等各種球技場、学校・幼稚園グラウンド等

特長

初夏~夏季の表面温度低減効果

初夏~夏季人工芝表面の温度上昇抑制対策に、淡色の合成ゴムカラーチップが人工芝内部上層に充填されますが、同様にAT・FilIerベージュチップはこれと同様の効果が得られ、従来の黒ゴムチップを充填したものに比べ、6~10℃程度、表面温度低減効果が得られます。

これはリサイクルチップ表面に、熱を反射する素材を組み込んだ平均約60~80ミクロン以上の厚膜の着色皮膜を有するため得られる効果です。

▼ゴムチップ単体表面温度測定例

(表1 ゴムチップ単体表面温度)
 試験体
黒ゴムチップ AT・Fillerベージュ
表面温度(℃)
(低下温度)
80
(-)
60
(-20)
試験体 黒色ゴムチップ、AT・Fillerベージュカラーゴムチップを100横×200縦×50高さの透明アクリル容器に20mmの厚みで充填し、表面を平坦に均したもの。
測 定晴天の屋外に3時間放置し、正午前後でほぼ無風に近い時の表面温度を、㈱チノー製、放射温度計IR-TAにより測定した。

▼人工芝表面温度測定例

(表2 人工芝表面温度)
 試験体
黒ゴムチップ充填タイプ AT・Fillerベージュ充填タイプ
表面温度(℃)
(低下温度)
73
(-)
63
(-10)
試験体 220縦×220横×60(高さ、透明アクリル容器のに、人工芝はパイル長60mm、内部に従来タイプは珪砂20mmの上に黒ゴムチップ20mm充填、AT・Fillerベージュ充填タイプは黒ゴムチップの代わりにAT・Fillerベージュを20mm厚さで充填。
測 定晴天の屋外に3時間放置し、正午前後でほぼ無風に近い時の表面温度を、㈱チノー製放射温度計IR-TAにより測定した。1試験体につきほぼ中央に近い上部、下部の最も高い温度を測定し、平均値とした。

臭気が大幅に減少

黒いゴムチップ、合成ゴムカラーチップは独特の臭気がしますが、本着色カラーチップはウレタンゴム被膜により着色被覆層がゴムチップ全体を覆ってしまうので臭気がかなり減少します。

揮発成分を含まず体に優しい

EPDM合成ゴムカラーチップは中に鉱物油を含み、温度が上昇すると空気中に放出されます。コストの安いカラーチップは、揮発しやすい油を多量に含むので臭気もさることながら、それを吸い込むプレーヤーにとって決して体によいものではありません。弊社カラーチップ着色層には鉱物油を含まず安全です。

コストが安い

最近EPDM原料ゴムの値上がりが激しく、カラーゴムチップの値段も激しく値上がりしています。AT・FilIerはリサイクルゴムチップ活用により、材料費が安い上に、密度が小さいので使用量が少なくて済み、なおさら、コストが安く原価低減に役立ちます。

優れた耐久性

AT・FilIerに使用している被覆樹脂配合は、これまでカラーチップとして多くの公園・歩道等に使用されてきた実績があり、最近では愛知万博の「遊びと参加ゾーン、風の広場・森の広場」に採用されたものと骨格が同じで色彩維持性、耐久性にも優れています。

豪雨のような水溜りで流れにくい

表面に油分、ワックス等がないので他のゴムのような強い持続撥水性がなく、表面親水性が大きい分、急激な大雨でゴムチップの移動がより少なくなります。

静電気発生がより少ない

EPDMゴムチップに比べ電気抵抗がより少なく放電性が大きいため、静電気発生による火花ショックがより少ない性質をもっています。

体積固有抵抗値測定例(ゴムチップ層10mm厚、10cm×10cm、上部1.3kg加圧時)

廃タイヤ黒ゴムチップ 1.0×1010 Ω・cm
AT・FilIerベージュチップ 2.4×1012 Ω・cm
EPDMカラーゴムチップ 2.4×1015 Ω・cm(電気絶縁体並みの抵抗値)

循環リサイクルが可能

使用後、篩いがけにより砂と分別後、黒ゴムチップと一緒に再度被覆処理を行い使用可能で、産廃削減・資源再利用になります。

AT・Filler充填用チップ仕様

材質 リサイクルゴム(廃タイヤその他)チップ表面をウレタンゴムで着色被覆、
平均被覆厚み60~80μm以上
色調 ライトベージュ、ライトグリーン
粒径 約0.7~3.0mm
真比重 1.14~1.18
かさ比重 0.54~0.58

(注)これらの数値は変更される場合があります。

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